BitwardenとSimpleLoginを組み合わせてサービス毎にメールアドレスを自動生成するのが便利という話
この記事は whywaita Advent Calendar 2022 - Adventar 23日目の記事です。
昨年もどうやら23日目担当で24日に記事を書いていたみたいですね。
今年もです。成長していません。
先日whywaitaを交えて社のメンバー数人で忘年会をしました。みんなでワイワイ話しながら飯を食べるのはいいですね。
今年はあまりwhywaitaと絡みがなかったのでねたがありません。
で、
話は変わりますが、パスワードマネージャー使ってますか?(LastPassの情報漏えいが話題ですね)
私が普段使ってるBitwardenというパスワードマネージャーに便利機能があるので紹介します。
パスワードマネージャーでパスワードを生成するのはあるあるな機能だと思うんですが、Bitwardenのジェネレーターはユーザー名も生成できます。
いくつかオプションがあるんですが、今回紹介したいのは「転送されたメールエイリアス」です。
SimpleLoginやAnonAddy、Firefox Relay、Fastmail(ヘルプページ的にはあとDuckDuckGo も対応してる模様)といった匿名のメール転送サービスを使ったメールエイリアスをBitwardenから作ることが出来ます。
メール転送サービスを使うことで、自分が普段使っているメールアドレスをWebサービスに対して隠すことができます。メールアドレスが漏洩しても安心ですね。
simpleloginの場合、ローカルパートの . (ピリオド)以降の文字列はsimpleloginの設定で変更が可能です。
BitwardenのアイテムにはURIを入力する項目があるんですが、WebサービスのURLを入力しておくと、いい感じにユーザー名のPrefixとして使ってくれます。デフォだとランダムワードっぽいんで、ユーザー名を生成する前に図のようにURI1にWebサービスのURLを入力しておきましょう。
こうすることで、メールアドレスがどのWebサービス向けなのかを把握しやすいし、SimpleLoginでもどのWebサービス向けにBitwardenがエイリアスを生成したのかも記録されます。
ログインID(メールアドレス)もパスワードの生成と管理をコンピューターに任せることで、人間はマスターパスワードを覚えるだけでよくなります。
この機能を使うまではGmailのメールアドレスの拡張をWebサービス毎に行っていました。
機能の正式名はわからないんですが、メールアドレスが example@gmail.com とするとexample+awesome.service@gmail.com といったようにメールアドレスのローカルパートを任意に拡張できます。(Postfixだと拡張メールアドレスとか言われているみたいですね)
しかし、現代のWebサービスにおいても未だにメールアドレスに+を許容してくれないサービスはまだまだ存在しており、しばしばメールアドレスの拡張を諦めていました。(Gmailでは . (ピリオド) をローカルパートの任意の箇所に追加できる機能もあるんですが、分かりづらいなと思ったので使うのをやめていました)
私はBitwarden+SimpleLoginの組み合わせに加えて、SimpleLoginに課金して独自ドメインを設定していますが、独自ドメインのメールアドレスがポコポコ生えてくるのは見ていて面白いです。
社で興味があるかたがいたらデモできるんで、出社日にいつでもお声がけください。
24日はKHe7さんです。すでに記事が公開されています。いいクリスマスイブを過ごせるといいですね!